個展「はらけんじ展」開催のお知らせ!
(→終了しました)
木曜日の朝/2016 インスタレーション(案内状より)
2018年2月13日(火)〜3月30日(金)まで、愛知県西尾市の"イナガキ・コスミック・ギャラリー"にて、講師の個展「はらけんじ展」を開催しています。
絵画・写真・インスタレーションなど、主に最近4年間の作品の中から未発表の最新作も含めて計24点を展示しています。
イナガキ・コスミック・ギャラリーは、(株)イナテックさんが運営するギャラリーで、本社ビル内4階にあります。基本的に会社の稼働時間内しかご覧頂けませんので、土日はお休みです(3月21日の祝日は開廊しています)。
2月21日(水)は、13時ぐらいから作家在廊します。この日は、17時30分〜18時30分にギャラリー内でオープニングパーティーが開催されます。また3月21日(祝)は、終日作家在廊します。
無料駐車場もありマイカー利用が便利ですが、公共交通機関でお越し頂く場合は、名鉄三河鳥羽駅から徒歩25分、タクシーを利用される場合は名鉄上横須賀駅から数分です。
皆様のご来廊を心からお待ち致しております!
●会期:2018年2月13日(火)〜3月30日(金)
(土日はお休み、3月21日(祝)は開廊)
●時間:9時〜16時
(入廊は16時まで、17時に閉廊、2/21はオープニングパーティー開催につき18時30分まで開廊)
●会場:イナガキ・コスミック・ギャラリー
TEL 0563-62-6388
〒444-0704 愛知県西尾市鳥羽町大入20-1 イナテック本社4階(→3階で受け付けをなさって下さい)
「12/3ゼミナール&忘年会」レポート!
デュシャンとウォーホルの共通点は?↓
↑会田誠の作品について
2017年12月3日(日)の夕方から、アトリエ近くの「カフェ・ドリトル」さんで「現代美術」をテーマにしたゼミナールと忘年会を開催しました。
19世紀の終わりから始まる印象派以降の前衛的な近代美術(モダンアート)の進化の過程を踏まえて、現代美術(ポストモダンアート)の起源と言われるマルセル・デュシャンの「泉(1917年)」を取り上げ、60年代のポップアートやコンセプチュアルアートに与えた影響から、今日のキッチュやスーパーフラットなどの傾向につながる流れについて研究しました。
たくさんの重要な作品画像を鑑賞しながら、皆さんの意見や感想を伺い、私の見解を述べ、現代美術と近代美術の違いについて深く考察しました。
難しいテーマでしたが、20世紀の代表的な作品を時代を追って整理して観ることで、ちょうど100年前に起こった美術における革命的な価値転換を少しでも実感し、ご自身の創作のヒントにして頂ければと思います。
<以下は、デュシャンの他に取り上げた作家です>
アルフレッド・スティーグリッツ(写真家)、コンスタンティン・ブランクーシ、アルベルト・ジャコメッティ、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、ワシリー・カンディンスキー、サルバドール・ダリ、マックス・エルンスト、ルネ・マグリット、ジャクソン・ポロック、ウィレム・デ・クーニング、マーク・ロスコ、ピエト・モンドリアン、フランク・ステラ、ジョセフ・コスース、リチャード・ハミルトン、ジャスパー・ジョーンズ、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンシュタイン、横尾忠則、荒木経惟(写真家)、ロバート・メイプルソープ(写真家)、ジェフ・クーンズ、ジャン・アルプ、村上隆、会田誠、バルテュス、ドミニク・アングル
ゼミ終了後は、そのまま忘年会に切り替わり、のら猫同盟 "軽音楽部"のライヴを行いました(^^)!!
曲は、イーグルス「ホテル・カリフォルニア」、エリック・クラプトン「ティアーズ・イン・ヘヴン」、ビートルズ「イン・マイ・ライフ」を演奏しました。メンバーはこの日のために相当練習して臨み、荒削りでしたが和やかで素敵な演奏会になりました(^q^)
お勉強のあとは皆で乾杯\(^o^)/
軽音楽部のライヴと記念写真(^^)!!
2017年8/2(水)〜8/6(日)に、名古屋市民ギャラリー矢田にて「のら猫同盟#18」を開催しました。83人が150点の作品を展示し、様々な技法やスタイルの作品が壁面いっぱいに並びました。150点は、過去最多の作品数でした。
今回は、オリジナル作品に加えて共通課題の「自画像またはセルフポートレート」も合わせて展示しました。直接自分を描いたり撮影したものに限らず、間接的に自分を表現した作品でもよいことにしました。その結果、色々な形の”自己表現”が現れ、どんな作品もある意味で自己表現と言えなくはないので、オリジナル作品と自画像との区別が曖昧になってしまいました。
また、恒例の”無料写真館”も開設し、今回は白バックの他に本格的な黒バックのスタジオセットも作りました。
打ち上げの懇親会では、クラブ活動の軽音楽部6人編成で、Beatlesの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」と「With A Little Help From My Friends」と「Get Back」を"ズッコケ演奏"でしたが何とかやり切り、大いに盛り上がりました!!\(^o^)/
展覧会は、出品する生徒さんと我々講師が成長するための場です。応援して下さるご家族やご友人の方々、貴重な時間をさいて展示会場に観にお越し下さった皆さん、本当に有難うございました!!(原)
↓ギャラリー内で無料写真館開設!
皆で協力してあとかたずけ↑
↓打上パーティーでは、"軽音楽部"のライヴも♪
最終日の記念写真でおしまい(^^;)↑
「4/23ワークショップ&ランチ会」レポート!
モナリザの構図の秘密について↓
↑名作を皆で分析して議論しました
2017年4/23(日)に、覚王山の教室内で「構図」をテーマにワークショップ(研究ゼミナール)とランチ会を開催しました。教室内で開催した授業としては、過去最大の53人もの生徒さんが集まりました\(;゚Д゚)/
まずは、基本的なこととして、モチーフをどのように配置するとどのような印象を与えるかということを、プロジェクターで色々な事例の画像を見ながら検証し、生徒さんに各々考えてもらいました。
また、よく言われている「日の丸構図」と「3分割構図」や、「空間のとり方」や「黄金分割比」などについて、作例を見ながら皆さんの意見を聞き、議論をしました。
そして、Photoshopで作った「構図のシミュレーション画像」を使って、代表の生徒さんに背景上のCGモチーフ(花やワイングラスなど)を仮想的に動かしながら、配置を考えてもらいました。
最後に、美術史の勉強も兼ねて、西洋のルネッサンスから現代美術・日本美術に至るまでの様々な巨匠の名作の構図パターンを分析し、そこから色々なことを学びとりました。以下は、画像を見て検証した主な作者または作品です。
<絵画>レオナルド・ダ・ヴィンチ、ベラスケス、ルーベンス、フェルメール、レンブラント、シャルダン、ジャン=フランソワ・ミレー、モネ、ムンク、ジョアン・ミロ、パウル・クレー、マレーヴィチ、モンドリアン、ジャクソン・ポロック、フランク・ステラ、ジャスパー・ジョーンズ、アンディ・ウォーホル、長谷川等伯、葛飾北斎
<写真>植田正治、カルティエ・ブレッソン、ロバート・メイプルソープ
<建築・彫刻>パルテノン神殿、ミロのビーナス
皆さん、とても熱心にメモを取ったり積極的に発言もして下さり、面白い意見もいくつか出て、私もとても参考になりました。これをきっかけに、「構図」を意識するようにして頂ければと思います。
また、今回で得られた知見は、今後も普段の授業にフィードバックしていきたいと思っています。
ワークショップ終了後は、教室で”ランチ会”を開催しました\(^o^)/
デリバリーのピザに加えて、今回は”バーニャカウダ”と”トマトのブルスケッタ”と”ミートソースのフジッリ(パスタ)”を頑張って用意しました(^ω^)
昼間からビールやワインを飲んでワークショップの余韻に浸りながら、皆で充実した楽しい時間を過ごしました(^^)!!
次の目標は、8月初めの教室展ですね♪
人数的には限界でした\(;゚Д゚)/
ワインに合う手料理をご用意させて頂きました(^^)
「4/2春の撮影実習」レポート!
まずは、色見本を配って課題の説明から↓
同系色で類似パターンの作例(撮影/三ツ矢剛)
2017年4/2(日)に、中区の大須商店街にて「色」をテーマに撮影実習を開催しました。
最初に簡単な色彩の基本知識についての説明があり、様々なパターンに分類されたたくさんの作品例を見ました。その後、二人一組になって大須の街にあふれる色の題材を探し、そこに人物を組み合せて色で構成した画面を作る課題に挑戦しました。
普段はあまり色を意識しないで撮影してる人も、今日ばかりは色を中心に考えながら作品づくりをしてみました。絵画教室の生徒さんも、コンデジ’やスマホで参加しました。
色といってもカラフルな色ばかりではなく、地味なグレーっぽい色もまた色であり、配色を考えることは写真にとっても絵画にとっても重要な要素の一つであることをあらためて認識して頂けたのではないかと思います。
終了後は、アトリエに戻って"ランチ会"を開きました。
ピザやささやかな手料理が並ぶ中、今日の撮影を振り返りながら画像を見せ合うなど、話は尽きませんでした。
二人一組で交代でモデルに↓
↑教室でのランチ会
2016年11/1(火)〜11/6(日)に、名古屋市民ギャラリー矢田にて「のら猫同盟#17」を開催しました。75人が約140点の作品を展示し、様々な技法やスタイルの作品が会場いっぱい展示されました。6月に続いてこの年2回目となる教室展でしたが、のべ406人のお客様にご来場頂きました。
今回の飾り付けの配置は、大きな枠組みだけ私(原)が決めて、あとは生徒さん達におまかせしました。きっちり整然と等間隔で並べるよりも、少し大雑把にテキトーに飾ってみたかったからです。
新しい試みとして、共通課題で制作した「レディメイドのジャンクアート」を展示しました。身近な既製品に少しだけ手を加えて、本来の意味・用途とは違ったものに作り変えてしまおうというコンセプトです。創造力を鍛える訓練でもあり、皆さん苦心しながらも面白いアイデアの作品が生み出されました。
また、前回に続いて無料の似顔絵と写真スタジオも開設し、今回は講師だけでなく生徒さんもペンを握りシャッターを切りました。
打上では、今回から発足した"軽音楽部"によるバンド演奏も行いました。軽音楽部とは、音楽好きの生徒さんが集まって月2回ほど練習する無料のクラブ活動です。初心者でも、ギター・ベース・ドラムなど教えてもらえます(^ω^)
そして最後になりましたが、お忙しいところ貴重な時間を割いて会場に観にお越し下さった皆様、本当に有難うございました!!
↓パーティーでは、"軽音楽部"の演奏も\(^o^)/
楽しい"ドンチャン騒ぎ"も記念写真で締め(^^;)↑
2016年6/28(火)〜7/3(日)に、名古屋市民ギャラリー矢田にて「のら猫同盟#16」を開催しました。76人が143点の作品を展示し、のべ約370人のお客様にご来場頂きました。
自由なテーマやモチーフで、千差万別な技法やスタイルの作品が壁面いっぱいに並びました。今回の傾向は、一人で何点も出してる人が多かったのと、墨彩(和紙に墨汁で描く技法)が多かったのが印象的でした。
また何と言っても、ご来場のお客様に無料で1分で似顔絵を描き、1分で写真撮影してその場ですぐにプリントをお渡しするというパフォーマンスを行ったところ、大変なご好評を頂きました。打ち上げの懇親会では、"のら猫大賞"と優秀な作品を何点か発表し、講評会を行いました。
お忙しい中、貴重な時間を割いてお越し下さった皆様、本当に有難うございました!!
↓打上げでは優秀作品が表彰されました\(^o^)/
↑撤収作業の前にお約束の記念写真
ワークショップ「カルティエ・ブレッソンと植田正治」レポート!
2016年4月29日(祝)に、20世紀を代表する写真家「カルティエ・ブレッソン」と、昭和を代表する写真家「植田正治」を研究するワークショップを開催しました。絵画教室の人も合わせて27人が参加しました。
まずは、大画面のプロジェクターで約60点の作品をじっくりと鑑賞し、それぞれの作家の特徴を皆で議論しました。思ったより活発な意見が飛び交う中で、ぼんやりと作家の手法や思いが浮かび上がってきました。最後に個々の作品について、私(原)が考察したことを解説しました。
そのあとで、覚王山の商店街と日泰寺で"撮影実習"を行いました。二人の手法をまねて、ブレッソンと植田になったつもりで、3人一組のグループに別れて課題に取り組みました。
終了後は、アトリエに戻って"お茶会"を開催しました。皆さん話しに夢中で予定をかなりオーバーしてしまいました。
とても濃密な一日でした。
二人の手法の違いを、皆で活発に議論しました
日泰寺で撮影実習をした後、教室で"お茶会"をしました♪
「原 賢二展」〜絵画と写真の枠組み〜(清須市はるひ美術館)レポート!
2015年10月28日(水)〜11月14日(土)に、清須市はるひ美術館にて、講師の個展「原賢二展」が開催されました。
1994年に描いた初期の油絵から、版画・ドローイング、写真とのミクストメディア作品や最新の映像インスタレーションなど合わせて約50点を展示しました。
自分でも、このように過去から現在までの様々なスタイルの作品を一同に並べて観るのは初めてで、過去の試行錯誤の積み重ねが今の作品につながっていることが、制作当時を思い出しながら、あらためて強く実感できました。新作の「深く忍ぶ恋」は、浮世絵の"春画"を意識した「男女の"秘めごと"を観賞者が覗き見する」というコンセプトの作品で、写真と絵と映像インスタレーションを組み合わせた今年最大の作品です。
最終日の11月14日(土)には、美術館の主催で"アーティストトーク"というイベントが開催され、大勢のお客様を前に約40分に渡って自分の作品や制作について語る機会を与えて頂きました。→アーティストトークの原稿
今年はこの個展を目標に活動してきましたが、終了した今が新たなスタートだと思って、またさらなる展開につなげていきたいと思います。
お忙しい中、遠いところをお越し頂き、また温かいお言葉やメッセージを下さった方々には心から感謝申し上げます。ありがとうございました。(原)
様々なスタイルや技法の作品約50点を展示
三ツ矢剛展 「メモリーズ」レビュー!
講師の三ツ矢剛が、2015年9月15日(火)〜9月23日(水・祝)に、名古屋市民ギャラリー矢田にて個展 「メモリーズ」を開催しました。以下は講師の原が観た感想・レビューです。
ギャラリーに一歩足を踏み入れると、まず作品量に圧倒された。小さな写真も含めると全部で1,000点ぐらいあるのではないだろうか?本人も把握できてないらしい。写真が中心を占めるが、中には古いビデオなどガラクタのようなものが積み上げられていたり、土砂が仰々しく飾られていたり、独特のミツヤワールドに引き込まれていく。
「これは何?なぜこんなものが?」の連続で、本人の解説を聞かないとわけがわからない。
しかも大半の写真は自分で撮ったものではなく、主人公(モデル)である友人の”畔柳(クロヤナギ)さん”の子供の頃からの家族写真のネガを大量に借りてプリントし直したものである。
写真というものは、必ずしも自分で撮影しなくてもよいし、大げさな額縁に入れて綺麗に並べることもないのである。そのような常識や、こぎれいなアートに対する反発なのかもしれない。
天井近くにまでごちゃごちゃ貼り付けてある写真は位置が高過ぎてよく見ることができないし、全ての写真をじっくり見ることは事実上不可能である。モニターの映像もスムーズに見られないなど、あまりにも猥雑でテキトー過ぎるとも思ったが、やはりそれも含めてこの空間全体を一つの作品として捉えるべきであろう。
しかしながら、そこでは一貫して、”畔柳さん”との関係を通して、温かいものが流れるストーリーを十二分に感じさせられた。(原)
「のら猫同盟展#15」レポート!
2015年6月23日(火)〜6月28日(日)に、名古屋市民ギャラリー矢田にて「のら猫同盟#15」を開催しました。92名の作者が142点の絵画や写真や立体作品などを展示しました。
今年は、”作者が集めた宝のようなガラクタコレクションに1点1点サインしてワゴンに山積みしたものを自由に持っていってもらう”という作品や、観賞者が作品に触れることで完結するインタラクティブな(双方向にコミュニケーションする)作品が印象に残りました。会場では、お客さんが写真にそっと触れてみたり、ワゴンのお宝コレクションをあれもこれもと延々ひっくり返してるような光景が繰り広げられました。
また今年は、講師陣の協議により優秀作品を選んで打ち上げパーティーで発表するという初の試みが行われ、その場で講師による作品の講評も行われました。
今年も優劣つけ難い多様な個性の作品がたくさん並び、非常に見応えのある楽しい展示となりました。生徒の皆さんの頑張りには深い敬意を表すると同時に、ご来場頂いたのべ500人余りの方々には心から御礼申し上げます。
観賞者が作品に触れることで完結するという作品も
打上げでは、優秀作品が表彰されました\(^o^)/
えびぞり〜
「秋の野外実習 in 庄内緑地公園 & パーティー」レポート!
2014年11月2日(日)午後に、西区の庄内緑地公園にて絵画教室・写真教室合同で秋の野外実習を開催しました。過去最高の68人が集合し、それぞれの課題に協力して取り組み、充実した一日となりました。
絵画教室では、最初にスケッチした対象(人物やモノや風景)をきっかけにして、象徴的・記号的に自由に絵を構成してみるという課題でした。一方の写真教室では、主役と関連付けた脇役(小道具など)を配置し、主役の人物をぼかしたりぶらしたりすることによって、人物の個性に頼らない作品づくりを考えました。絵画も写真も、技術的な練習というよりは創造力を鍛える難しい課題でしたが、みなさん工夫して"絵作り"に励んでいました。
夜は、cafe&kitchen DooLittleさんで"親睦パーティー"を開催しました。いつものように、バンド演奏やゲームをしたりして楽しい時間を過ごしました。
↓たくさん集まってますが、お互いほとんど初めましてです
↑3人一組で協力して課題に取り組みます